“寝言”の読み方と例文
旧字:寢言
読み方割合
ねごと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、寝言ねごとにまでもこの一大事の場合を歌っていたのだから、失敗やりそこなうまでもこの有史以来の大動揺の舞台に立たして見たかった。
二葉亭追録 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
ふた声、寝言ねごとで人を斬るような気合をかけたので、若者部屋の者が、がばっと、総立ちに起き上がって、夜半よなかに、大笑いをしたこともあった。
べんがら炬燵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「道理で君はよく寝言ねごとを云っているよ。骨が飛ぶからカンニンしてッ、そう云ってゆめにまで君は泣いているンだよ」
清貧の書 (新字新仮名) / 林芙美子(著)