家響やひび)” の例文
もちろん、このときすでに、土岐家の宿直も、侍部屋の面々も、家響やひびきに眼ざめて、「——すわ」と、屋敷じゅう総立ちの轟きを揚げている。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)