“家附”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いえつき83.3%
いへつき16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕等もNさんの東京からむこに来たことは耳にしていた。のみならず家附いえつきの細君は去年の夏とかに男をこしらえて家出したことも耳にしていた。
海のほとり (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
先夫人は養家の家附いえつき娘だともいうし養女だともいうが、ドチラにしても若い沼南が島田家に寄食していた時、おもわれて縁組した恋婿であったそうだ。
三十年前の島田沼南 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
忘れ盜人ぬすびとに同意爲す爰な畜生ちくしやうめと云聲聞て勝手に働き居りし若い者又は九助が家附いへつきの親類小前のともがら十二三人襷懸たすきがけにて面々飛出し彌々いよ/\大騷ぎとなりし故藤八は兩手を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)