“宮守”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みやもり45.5%
やもり45.5%
みやまも9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貴船神社の宮守みやもりや里の者は驚いた。鳥居とりいわきの喬木の梢に、の古法衣につつまれた人間が荒縄で吊り下げられていたのを仰いだのだ。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鼠ほどもある宮守やもりの絶え間なく這い廻っている……そうした何ともたとえようない寂しい儚ない浅ましい景色を、圓朝は目に描かないわけにはゆかなかった。
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
今ゆく先も、公家摂籙くげしょうろくの家柄。中臣の筋や、おん神仕え。差別差別けじめけじめ明らかに、御代御代みよみよ宮守みやまもり。じゃが、今は今、昔は昔でおざります。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)