“宣政門院”の読み方と例文
読み方割合
せんせいもんいん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宣政門院せんせいもんいんの御所は、こんもりとした森のうちなので、昼でも、昼ほととぎすが聞かれるのだった。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すわと、胸をつぶされて、すぐ山へ立帰ろうと思ったが、気にかかる姉宮の宣政門院せんせいもんいんをおもいだして、これへ立ち寄り、ついなげきのあまり、かた、ゆくすえのことなど話しこんでいたのであった。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)