“妥当”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だとう72.7%
おだやか9.1%
だたう9.1%
もっとも9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
詩を書く人を他の人が詩人と呼ぶのは差支さしつかえないが、その当人が自分は詩人であると思ってはいけない、いけないといっては妥当だとうを欠くかもしれないが
弓町より (新字新仮名) / 石川啄木(著)
又その我慢が成らんならば、も少し妥当おだやかに事を為てもらひたかつた。私の方に言分のあると謂ふのは其処そこだ。言はせればその通り私にも言分はある。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
とうの類である。もつともこの註には、多少妥当だたうを欠いたものもないではない。
日本小説の支那訳 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
妥当もっともの注意を与えてくれた! ……詭計ではない天の告げじゃ! ……信じてよかろう、中津川の方へ行こうぞ!
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)