“奴国”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なこく50.0%
ぬこく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「王よ。我は我の夫と奴国なこくの国を廻って来た。奴国の王子は不弥の国を亡した。爾は我を愛するか。我は不弥の王女卑弥呼という。」
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
その夜から、奴国なこくの野心ある多くの兵士つわものたちは、不弥うみの女を捜すために宮を発った。彼らの中に荒甲あらこという一人の兵士があった。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
これらの倭人は統一なき数多あまたの小国家に分れて、所謂百余国を為し、各自王と称して、漢と交通を開いたものであったが、中にも今の筑前博多地方にあった奴国ぬこくの王は
国号の由来 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)