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女蘿
ふりがな文庫
“女蘿”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ひかげ
60.0%
さるおがせ
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひかげ
(逆引き)
さあれ、城山に登りて見る、本丸、二の丸、三の丸の跡は、青き苔と、
女蘿
(
ひかげ
)
、蔦などに掩はれたる石垣の所々に存するあるにすぎず。それさへ
歳々
(
とし/\
)
に
頽
(
くづ
)
れ墜つといふ、保存の至らぬは悲むべし。
松浦あがた
(新字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
女蘿
(
ひかげ
)
の蔭のやまいちご
若菜集
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
女蘿(ひかげ)の例文をもっと
(3作品)
見る
さるおがせ
(逆引き)
女蘿
(
さるおがせ
)
が女の髪のようにさがった大きな栂の木の陰から、
顋鬚
(
あごひげ
)
の真白な老僧がちょこちょこと出て来て半兵衛の前に立ち塞がって両手を拡げた。
山の怪
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
径
(
こみち
)
は杉や
檜
(
ひのき
)
の林の中へ入った。大きな山の姿も空の色ももう見えなかった。檜の枝には
女蘿
(
さるおがせ
)
がかかって、霧しぶきのようなものが
四辺
(
あたり
)
に
立
(
た
)
ち
罩
(
こ
)
めて冷たかった。
竈の中の顔
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
女蘿(さるおがせ)の例文をもっと
(2作品)
見る
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
蘿
漢検1級
部首:⾋
22画
“女”で始まる語句
女
女子
女房
女性
女中
女王
女郎花
女将
女郎
女形
“女蘿”のふりがなが多い著者
島崎藤村
蒲原有明
田中貢太郎