“天香具山”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あめのかぐやま60.0%
アメノカグヤマ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天香具山あめのかぐやまをあれだと考えた時、あの下が、若い父母ちちははの育った、其から、叔父叔母、又一族の人々の、行き来した、藤原の里なのだ。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
そして、天香具山あめのかぐやまという山からさかきを根きにして来て、その上の方のえだへ、八尺やさか曲玉まがたまをつけ、中ほどの枝へ八咫やたかがみをかけ、下の枝へは、白や青のきれをつりさげました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
天香具山アメノカグヤマをあれだと考へた時、あの下が、若い父母チチハハの育つた、其から、叔父叔母、又一族の人々の、行き来した、藤原の里なのだ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
大和及び、伊予の天香具山アメノカグヤマ、同じく大和の天高市アメノタケチ、近江のやす川などの名は、皆天にある名を移したのである。後になると、忘れられて、天から落ちて来たものだ、と考へるやうになつた。
古代人の思考の基礎 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)