“天翔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あまがけ62.5%
あまか12.5%
あまかけ12.5%
あまが12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
キリストを信じて私どものたましいは罪の縄目から解放せられ、天翔あまがけるような喜びと力をもちますが、体はもとのままの体なんです。
キリスト教入門 (新字新仮名) / 矢内原忠雄(著)
天翔あまかけることも地を潜ることも、魑魅魍魎ちみもうりょうを使うことも、呪縛じゅばくでお前さんを縛ることも、どんな事だって出来るのだよ。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
父なる神は、古の畫工の作れる如く羽ある童に擔はれたるにはあらで、その肢體の上、その風にひるがへる衣裳の上に、許多あまたの羽ある童を載せつゝ、水の上を天翔あまかけり給ふ。
天翔あまがける衣が欲しいとは思いませぬか」必死に叫んだ。「あの大空をひととびにする衣ですよ。笛を返して下さる御礼に、次の月夜に、きっとお届け致しましょう。天女にいつわりはございませぬ」
紫大納言 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)