“大名題”の読み方と例文
読み方割合
おおなだい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よし、また、どんなに旅へ出て手厚くされようと、どんなに余分なものが掴めようと、どんな大した大名題おおなだいのようにふるまえようと
春泥 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
やっていたっけな。おめえは大名題おおなだい——なに、今だって、いつだって、おいらは茶番をやっているのだ。生きて行くてえことが、それだけで茶番なのだ
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
大名題おおなだいを大名題として、大舞台で、大がかりな興行をやる分には、かお資本もとでさえあれば誰にもやれる芸当で、本当の興行師の腕とはいえない、誰も知らないものを
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)