“大医”の読み方と例文
読み方割合
たいい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其処そこの長屋を貸すと云うので、早速さっそく岡本と私とその長屋に住込すみこんで、両人自炊の世帯持しょたいもちになった、夫れから同行の原田は下谷したや練塀小路ねりべいこうじ大医たいい大槻俊斎おおつきしゅんさい先生の処へ入込いりこんだ。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
主人公たる老大医たいいを演じたのでル・バルデイの芸を予は初めて観たのだが、ムネ・シユリイ以外に円熟した老優としては如何いかにもこの人を推さざるを得ないと感服した。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
浅田が大医たいいの名をはくしておおいに流行したるはこの評判ひょうばん高かりしがためなりという。