多量たんと)” の例文
ほかなにもさしげるものとてございませぬ。どうぞこのたきのおみずなりとあがれ……。これならどんなに多量たんとでもございます……。』
左様なればのお蒔絵のお瓢箪へ、いお酒が参りましたが、高くって売りにくうございますから、あのお酒を入れて参りましょう、多量たんとは召上りませんが、わたくしはお下物拵かずごしらえをいたしましょう
三「いや何でも多量たんとという訳にはきませんが」
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)