“壺酒”の読み方と例文
読み方割合
こしゅ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
君臣というかきさえなければ一壺酒こしゅを中において膝ぐみで議論してみたい男ですらあるくらいな思召おぼしめしなのだ。かつは彼には実力がある。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「この陣中にも、何もなくなって来たが、壺酒こしゅ乏しければ風趣ふうしゅを酌むじゃ。久しぶり水入らずで——」
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)