ひと)” の例文
旧字:
其味なまなるにかはる事なく、母もよろこび大方おほかたならず、いかなる人のここに落せしや、是又ひとつのふしぎ也。
案頭の書 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
積る朽葉くちばにつもる雪、かきのけ/\さがせども、(中略)ああ天我をほろぼすかとなみだと雪にそでをぬらし、是非ぜひなく/\も帰る道筋、なはからげの小桶こをけひとつ、何ならんと取上げ見れば
案頭の書 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)