“地涌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じゆ50.0%
ぢゆ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし残された刀自とじ、若人たちのうちまもる画面には、見る見る数千の地涌じゆの菩薩の姿が、浮き出てきた。それは幾人の人々が、同時に見た、白日夢はくじつむのたぐいかも知れぬ。
併し、残された刀自若人たちがうち瞻る画面には、見る/\、数千地涌ぢゆの菩薩の姿が浮き出て来た。其は、幾人の人々が同時に見た、白日夢のたぐひかも知れない。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)