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地位
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みぶん
ふりがな文庫
“
地位
(
みぶん
)” の例文
定七は困ったが、お鶴といっしょにいる
地位
(
みぶん
)
のありそうな女に気がねして何も云わなかった。広巳はやっぱり何も云わなかった。
春心
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
「そうですか、それは大変でございますね、ほんとにね、どんなことでもできるご
地位
(
みぶん
)
でも、病気はしかたがございません」
黄灯
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
「そんなにお嫌いになる方じゃありませんよ、立派な方ですよ、お逢いになれば、すぐ判ります、
地位
(
みぶん
)
のある方ですよ」
警察署長
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
(
粋
(
いき
)
で、上品で、
地位
(
みぶん
)
のある方よ、それで若旦那のことを思ってらっしゃる方って、ぜんたいなんだ)
春心
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
厭
(
いや
)
よ、若旦那が、わたしに邪慳にしないようになったら、何時でも云ってあげるわ、ほんとよ、それも
徒
(
ただ
)
の裏町のお
媽
(
かみ
)
さんや娘じゃないことよ、りっぱな
地位
(
みぶん
)
のある方よ
春心
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
▼ もっと見る
婢
(
じょちゅう
)
が出て往くと省三は手紙の文字に眼をやった。それはその日公会堂に来て彼の講演を聞いた
地位
(
みぶん
)
のあるらしい女からであった。彼はその手紙を持ったなりに女の
地位
(
みぶん
)
を想像しはじめた。
水郷異聞
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
羨まれる
地位
(
みぶん
)
でござったが、前世の約束ごととでも云おうか、ふと、我家の召使に眼がつくようになったのじゃ、それは何でも非番の日で、拙者は終日
己
(
じぶん
)
の居間で、草双紙などを読んでいた。
人面瘡物語
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
伊右衛門は女房は子孫のために
娶
(
めと
)
るもので、
妾
(
めかけ
)
として遊ぶものでないから、それほど吟味をするにも及ばないと思った。この
痩浪人
(
やせろうにん
)
は一刻も早く三十俵二人
扶持
(
ぶち
)
の
地位
(
みぶん
)
になりたかったのであった。
四谷怪談
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
「わしは、神に仕える
地位
(
みぶん
)
じゃ、決して嘘いつわりは云わん」
放生津物語
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
“地位”の意味
《名詞》
地 位(ちい)
身分の程度。集団における位置、位。
(出典:Wiktionary)
“地位”の解説
地位(ちい、en: status)とは、社会またはその集団の中での身分あるいは立場・処遇・役割のことである。仏教語としての「地位(じい)」は、極めて重要な意味を持っており、菩薩が仏になるためにどうしても経なければならない道のことである。
(出典:Wikipedia)
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
位
常用漢字
小4
部首:⼈
7画
“地”で始まる語句
地
地面
地方
地上
地獄
地震
地下
地主
地平線
地味