“土侯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
チーフ50.0%
スフナン50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大体がこのカ氏という人は非常に自分の王室を崇敬して二口挙句には「国王陛下マハラージャ」とか「太子殿下ラジクマール」だとか土侯チーフをまるで一国の元首扱いにしているような言葉を使うのであったが
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
ことに私の魂消たまげたのはヴィルプール国の王宮なぞと言ったところで、どうせ英国人のいわゆる土侯チーフぐらいのものであってみれば大したものでもなかろうと高をくくっていたにもかかわらず
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
土侯スフナンをおさえつけるのが司政長官で、司政長官をおさえつけるのが官房長だから、おれはさしずめキング・オブ・キングスというところさ……なんて、あられもない発揚状態なんだ。
蝶の絵 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)