“四箇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しか20.0%
しこ20.0%
よっつ20.0%
よつ20.0%
シカ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
更に近くは、四箇しかの内に移住して来た与那国ヨナクニ島の出稼人は、小さな与那国おほんを設けて居る。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
その歐洲おうしゆうにはイタリーに四箇しこ、ギリシヤに一箇いつこ有名ゆうめい活火山かつかざんがあり、そのほかにはイスランドに數箇すうこあるきりで、北米ほくべい東部とうぶあるひ歐洲おうしゆう北部ほくぶにゐるひとには、火山現象かざんげんしよう目撃もくげきすることが容易よういでない。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
そこで、耳元で振立てると、はっと呼吸が一つあって、振一振、左の小手が動いたかと見えると、天地振分けを四箇よっつまで隠した五本(?)の指がパッと開きました。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
四箇よつ頭顱かしらはラムプの周辺めぐりに寄る池のこひの如くひしあつまれり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
八重山の四箇シカでは、孵るのにも言ふが、蛇や蟹の皮をぐ事にも用ゐられてゐる。此島には、物識りが多かつた。
若水の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)