唖者おうし)” の例文
御岳おんたけから都会へ下りて以来、一言も物を云わないのである。だが決して唖者おうしではない。聞くことばかりを欲していて、云うことを欲していないのらしい。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)