“吻合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふんごう75.0%
ふんがふ16.7%
コインシデンス8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二つの相対は、過去の例でみると、かえって、多くの複数よりも、対立が尖鋭せんえい化され、なぜか、両者の吻合ふんごう的平和にはあまんじない。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
光線の強い焦點せうてんはピストルの裝彈篋さうだんきやうを熱した。そして、自働的に彈丸は發射された。紳士は實に微妙な偶然と偶然の吻合ふんがふの中で、實に不幸な死を遂げたのであつた。
探偵小説の魅力 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
今度も偶然な吻合コインシデンスで、ちょうど妻が子供を連れて出かけるところであったが、三毛の様子がどうも変であったから少し外出を見合わして看護させた。
子猫 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)