“吟咏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎんえい80.0%
くちずさ10.0%
ながめ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雪をはらふは落花らくくわをはらふにつゐして風雅ふうがの一ツとし、和漢わかん吟咏ぎんえいあまた見えたれども、かゝる大雪をはらふは風雅ふうがすがたにあらず。
ところが当節の御時勢は下々しもじもの町人風情ふぜいでさえちょいと雪でも降って御覧ごろうじろ、すぐに初雪や犬の足跡梅の花位の事は吟咏くちずさみます。
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
希望のぞみ、あくがれ、吟咏ながめたかわらひ
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)