“名分”の読み方と例文
読み方割合
めいぶん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
第八編に、上下貴賤の名分めいぶんよりして夫婦・親子の間に生じたる弊害の例を示し、「その害の及ぶところはこのほかにもなお多し」
学問のすすめ (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「いかなる名分めいぶんにせよ、大元帥たる御方が、その行宮あんぐうを捨て給うて、敵手に、あとの御運ごうんをゆだねられるからには、降参ときまッている!」
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
〔評〕維新のげふは三藩の兵力に由ると雖、抑之を養ふにあり、曰く名義めいぎなり、曰く名分めいぶんなり。或は云ふ、維新のこう大日本史だいにつぽんし及び外史にもとづくと、亦しとせざるなり。