“吁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ああ44.0%
あゝ28.0%
24.0%
うん4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ああ、吾が罪! さりとも知らで犯せし一旦の吾が罪! その吾が罪の深さは、あの人ならぬ人さへかくまで憎み、かくまで怨むか。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
あゝ、当年豪雄の戦士、官軍を悩まし奥州の気運を支へたりし快男子、今は即ち落魄らくはくして主従唯だ二個、異境に彷徨はうくわうして漁童の嘲罵にふ。
客居偶録 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
もしもその本名を此処に真正直ましょうじきに書きたてるならば、それが余りにも有名な人物なので、読者はッと驚いてしまうだろう。
振動魔 (新字新仮名) / 海野十三(著)
引拔て三吉が眞向より殼竹割からたけわりに切割りければ三吉はうんともいはず二ツに成て死したりけり仁左衞門は小猿に向ひ先々まづ/\是にて安心あんしんせりとて彼死骸を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)