“古址”の読み方と例文
読み方割合
こし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かつて芭蕉庵の古址こしと、柾木稲荷まっさきいなりやしろとが残っていたが、震災後はどうなったであろうと、ふと思出すがまま、これを尋ねて見たことがあった。
深川の散歩 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
ニヤの古址こしでは、沢山の木簡が採集された。それは印度古代のカロシチー文字であった。そしてその書体から、それはスキタイ王朝即ち第一乃至ないし第三世紀のものであることを知った。
『西遊記』の夢 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)