“厩舎”のいろいろな読み方と例文
旧字:厩舍
読み方割合
うまや58.1%
きゅうしゃ35.5%
うまごや6.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幾個いくつかの別棟の建物があり、厩舎うまやらしい建物も、物置きらしい建物も、沢山の夫婦者の作男達のための、長屋らしい建物もあった。
十二神貝十郎手柄話 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
まるで、都会の厩舎きゅうしゃから高原の牧場へ放された馬のようではないかと思っていると、お茶の迎いらしく幼い足音が、響いて来た。
貞操問答 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
ある日甚三は裏庭へ出て、黙然もくねんと何かに聞き惚れていた。夕月がのぼって野良のらを照らし、水のような清光が庭にさし入り、厩舎うまごやの影を地に敷いていた。
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)