かえつ)” の例文
然し、今日私が、過去の錯乱を去つたのは、実に私が、謂はば、自力的に求めたればこそで、かえつて今日はじめて、花の美しさをも感じられるやうになつた次第である。
詩壇への抱負 (新字旧仮名) / 中原中也(著)
わたくしはそれがかえつってみょう御殿ごてん構造つくりにしっくりとてはまって、たいへんうつくしいようにかんぜられました。