印度素馨インドそけい)” の例文
墓の石畳の上にも点々と桃色の花が落ちていた。何処からか強い甘い匂の漂って来るのは、多分この裏にでも印度素馨インドそけいが植わっているのだろう。
石造のチャモロの家の前に印度素馨インドそけいが白々と香り、その蔭に、ゆったりと牛が一匹ている。牛の傍にいやに大きな犬が寝ているなと思って、よくよく見たら山羊であった。
北西離島のものは、皆、仏桑華ぶっそうげ印度素馨インドそけいの花輪を頭に付け、額と頬に朱黄色の顔料タイクを塗り、手頸足頸腕などに椰子ヤシの若芽をき付け、同じく椰子の若芽で作った腰簑こしみのを揺すぶりながら踊るのである。