半地はんち)” の例文
此の園八郎もしょうのお村も斬罪に処せられ、吉田監物は半地はんちに残したはお上の慈悲でございます。
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
いつわりの相続ねがいをさしあげたというかどにより、軽くて半地はんち、重ければ源頼光みなもとのよりみつ以来の名家古河十二万五千石も嫡子ないゆえをもって、そのまま廃絶というきわどい場合
顎十郎捕物帳:10 野伏大名 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)