“千蔭翁”の読み方と例文
読み方割合
ちかげをう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見て麓より吹上る風より冷かに笑ひつゝ先んじてのぼる上りて頂上に近くなれば氣候はおほいに東京とは變りて山風さぶし木の間がくれに山櫻の咲出たる千蔭翁ちかげをうが歌の「夏山のしげみがおくのしづけさに心の散らぬ花もありけり」とあるも思ひ出られて嬉しくしきりに景色を
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)