北枝ほくし)” の例文
北枝ほくしが「元日や畳の上に米だはら」という句をんだ時、芭蕉は「さて/\感心不斜ななめならず、神代のこともおもはるゝと云ける句のしもにたゝん事かたく候、 ...
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
北国金沢は、元禄に北枝ほくし、牧童などがあって、俳諧に縁が浅くない。——つい近頃たのが、文政三年の春。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
芭蕉は北枝ほくしとの問答の中に、「我句を人に説くは我頬がまちを人にいふがごとし」と作品の自釈をしりぞけてゐる。しかしこれは当にならぬ。さう云ふ芭蕉も他の門人にはのべつに自釈を試みてゐる。
芭蕉雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
其角きかく風雪らんせつ去来きよらい丈草ぢやうさう野坡やば杉風さんぷう北枝ほくし凡兆ぼんてう支考しかう……」
子をめつゝもなん少しいふ 北枝ほくし
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
あられふる左の山はすげの寺 北枝ほくし
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)