“剛性”の読み方と例文
読み方割合
ごうせい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうした自我をたてに取って構えた佐久間玄蕃允の前には、勝家から選ばれて来た国府尉右衛門といえども、ついにその剛性ごうせいを説き伏せることはできなかった。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また此等これら學問がくもんちからによつて、わが地球ちきゆう鋼鐵こうてつよりもおほきな剛性ごうせいゆうしてゐることもわかつてた。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
その頃までに、古典電子論は発達の極致に達し、電子の大きさ、剛性ごうせい荷電かでんの分布状態などについて、議論は尽きるところを知らず、煩瑣はんさ哲学の趣きが、ありありと物理学の上に現われていた。
比較科学論 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)