“煩瑣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はんさ95.1%
うるさ3.7%
スコラ1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
2 振り仮名は原文にあるものは大半これを付したが、とくにわかりきったよみで、あまり煩瑣はんさにわたる場合は、これを省略した。
雨月物語:01 凡例 (新字新仮名) / 鵜月洋(著)
学問をする人が煩瑣うるさぞく用を避けて、成るべく単純な生活に我慢するのは、みんな研究の為めやむを得ないんだから仕方がない。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
ああ、貴方は相変らずの煩瑣スコラ派なんですね。その時あの洋橙オレンジがあったかどうか、お訊ねになりたいのでしょう。けれども、人間の記憶なんて、そうそう貴方がたに便利なものではございませんわ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)