“利子”の読み方と例文
読み方割合
りし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だいちうちにいれば家は只貸ただがしだし、ほんとに困るときは給料の前貸しもしてやるし、そしてその金を貸しても普通の相場の七割の利子りししかとらないし、狭くはあっても野菜畑を
仕事しごとはみな奉公人ほうこうにんがしてくれるし、かね銀行ぎんこうあずけておけば、利子りしがついて、ますます財産ざいさんえるというものだ。もうこんなくわなどを使つかうことはあるまい。まったく不要ふようなものだ。
くわの怒った話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
しかし、その貯蓄が、二つ三つ女中に見付けられたので、イライザは、大事な彼女の寶が何時いつか無くなりやしないかと心配して、高い利子りしで——五割か六割の——母親にそれを預けることにした。