“刃風”の読み方と例文
読み方割合
はかぜ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その機微きびね返して、攻撃に出るいとまを与えない敵である。三太刀、四太刀、烈しい刃風はかぜに圧倒されつづけたまま
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
夫人の手にあった薙刀なぎなた刃風はかぜがはやかったか、縁からころげ落ちて、植込へ飛び込んだがんりきの逃げっぷりがはやかったか、とにかく、一たまりもなく、この色きちがいのやくざ者が敗亡して
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)