出雲寺板いずもじばん)” の例文
そして意外にも、わずかに二歳であった保さんが、父に「武鑑」をもらってもてあそんだということを聞いた。それは出雲寺板いずもじばんの「大名だいみょう武鑑」で、鹵簿ろぼの道具類に彩色を施したものであったそうである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)