出挙すいこ)” の例文
右件みぎのくだりの歌詞は、春の出挙すいこに依りて諸郡を巡行す。当時属目しょくもくする所之を作る」という左注との附いている歌である。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
租稲そとうはもとより正税しょうぜい出挙すいこ出納すいとうまでが、ことごとく何束何把をもって計算せられたのは、えいすなわち稲の穂の運搬と貯蔵とが、普通であった証拠である。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)