“凝血”の読み方と例文
読み方割合
ぎょうけつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
足のふみ場もなくころがっているのはおおかた疎開家屋(そかいかおく)の跡片付に出ていた女学校の下級生だが、顔から全身へかけての火傷や、赤チン、凝血(ぎょうけつ)、油薬(ゆやく)
原爆詩集 (新字新仮名) / 峠三吉(著)
僕は鬼神(きじん)のような冷徹さでもって、ミチミの身体を嚥(の)んだ空虚(から)の棺桶のなかを点検した。そのとき両眼に、灼(や)けつくようにうつったのは、棺桶の底に、ポツンと一と雫(しずく)、溜っている凝血(ぎょうけつ)だった。
棺桶の花嫁 (新字新仮名) / 海野十三(著)