六花りっか)” の例文
針状結晶の多いことはよいとして、そのほかに、六花りっか、角板、砲弾型、角柱、側面結晶など、ほとんどあらゆる型の結晶がまじっている。
黒い月の世界 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
明治三十九年五月三十日 大谷おおたに句仏くぶつ北海道巡錫じゅんしゃくの途次来訪を機とし、碧梧桐庵小集。会者、鳴雪、句仏、六花りっか、碧梧桐、乙字、碧童、松浜。
五百句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
浅草観音堂としいちを描くに雪を以てし、六花りっか紛々ふんぷんたる空に白皚々はくがいがいたる堂宇の屋根を屹立きつりつせしめ
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)