“入監”の読み方と例文
読み方割合
はい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二月から入監はいつて、まだ一度か二度法廷に引つ張り出されたつきり、まだ刑も極らず、ほつたらかしにされて居るのである。飽き飽きするのも無理もない。
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
きょうは吾らのトム公が入監はいって来て大いに愉快だということも、また、こん夜、誰か夜半よなかに事務室へしのびこんで巻煙草を各室へ一本ずつ配分する英雄はないかという信号も、また
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)