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先駆
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さきが
ふりがな文庫
“
先駆
(
さきが
)” の例文
旧字:
先驅
吾輩皆に
先駆
(
さきが
)
けて死んで見せたら観感して起るものあらん。それがなきほどでは、なんぼう時を
待
(
まち
)
たりとて時は来ぬなり。
吉田松陰より某へ:安政六年正月十一日
(新字新仮名)
/
吉田松陰
(著)
「——
先駆
(
さきが
)
けて
遮
(
しゃ
)
二無二、天王山にお味方の旗を立てた者こそ平野の一番首よりも、戦功第一の
誉
(
ほま
)
れたらん」
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
天下
統
(
とう
)
一の
先駆
(
さきが
)
けにあせって、
戦
(
たたか
)
って勝つという
信条
(
しんじょう
)
の
下
(
もと
)
には、どんな
犠牲
(
ぎせい
)
も
惜
(
お
)
しまない。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あわてきった
十兵衛
(
じゅうべえ
)
の
指図
(
さしず
)
と
熊蔵
(
くまぞう
)
の
叱咤
(
しった
)
が、
若侍
(
わかざむらい
)
たちの
先駆
(
さきが
)
けをあおッた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
徳川家
(
とくがわけ
)
に
仇
(
あだ
)
なすやつ、やがて、あとからいく
伊那丸
(
いなまる
)
の
先駆
(
さきが
)
けをしろッ」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
朝がたには、宇都宮公綱の
先駆
(
さきが
)
けを、なすがままさせておいて、それみたかと心で
囃
(
はや
)
していた者どもなのだ。そのてまえもあり、大きくは鎌倉の急令、全軍の猛気は、きのうまでの比でなかった。
私本太平記:07 千早帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“先駆”の意味
《名詞》
先駆(せんく)
先駆け。前駆。先導。それを行う者。
人に先駆けて何かを行うこと。それを行う者。
(出典:Wiktionary)
先
常用漢字
小1
部首:⼉
6画
駆
常用漢字
中学
部首:⾺
14画
“先駆”で始まる語句
先駆者
先駆劇壇