“先駆者”の読み方と例文
読み方割合
せんくしゃ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
てきは、いつでもおれをねらうことができる。おれは、はる先駆者せんくしゃなんだ。きみたちも、もっと勇気ゆうきがなければいけない。
平原の木と鳥 (新字新仮名) / 小川未明(著)
梅の花はなんとなく先駆者せんくしゃという感じです。寒さをおそれず、肌を刺すような北風の中ではじけるだけに、なんとはなしに草木の先駆者というような気がします。
季節の植物帳 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
この記録者が犯人だったというトリックには、クリスティーの前に先駆者せんくしゃがあった。作者がスウェーデン人であったため、英米の読書界で問題にならなかったというにすぎない。
探偵小説の「謎」 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)