元直げんちょく)” の例文
実は、単福と申す名は、故郷の難をのがれてきたときの仮名かりなです。まこと私は、潁上えいじょうの生れ徐庶じょしょあざな元直げんちょくと申すものです。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その人は、すなわち潁上の産れ徐庶じょしょあざな元直げんちょく——単福とは、世をしのぶ一時の変名にすぎません
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ああ、元直げんちょくさまか」と、馴々しく云った。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)