“僧官”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
カルヂナアレ50.0%
エピスコポス50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老女はあめの下の奇しき事どもを多く知れるものにて、世には法皇の府の僧官カルヂナアレ達も及ばざること遠しとぞいふ。
紫のくつした穿ける議官セナトオレ、紅の袴着たる僧官カルヂナアレ達を見て、おのれがかゝる間に入り、かゝる人に交ることをいぶかりぬ。
かくて姫は此世を隱れましゝなり。爾來そのとき尼院につらなれる廊道わたどのみちの前なる黒漆の格子あがりて、式の白衣を着たる一群の尼達現れ、高く天使の歌を歌ふ。僧官エピスコポスは姫の手を取りてたすけ起しつ。