)” の例文
そうして表題を少しひねってつけて見た。こうすると、・漢・洋の死者の書の趣きが重って来る様で、自分だけには、気がよかったのである。
山越しの阿弥陀像の画因 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
ヤマトの語に当つるに相変らず「」の字を用うる例で、それが畿内の大和一国を表わす場合は勿論、同じ人名にしてもヤマトタケルノミコトの場合には、「日本武尊やまとたけるのみこと」と書き
国号の由来 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
『後漢書』東夷列伝に、〈韓の東南大海中にあり云々、その地おおむね会稽かいけい東冶とうやの東にあり、朱崖儋耳たんじと相近く、故にその法俗多く同じ云々、土気温暖、冬夏菜茹さいじょを生じ牛馬虎豹羊じゃくなし〉。
これを「」と号し、或いは「大倭だいわ」と敬称する例となり、我が国またこれに倣って、その文字を在来の呼称なるヤマトの語に当てたのであったが、しかもそれは我が国号としては
国号の由来 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)