“俄仕込”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にわかじこ60.0%
にはかじこ20.0%
にわかじこみ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もちろん俄仕込にわかじこみで、粒揃つぶぞろいの新橋では座敷のえるはずもなく、借金がえる一方なので、河岸かしをかえて北海道へと飛び、函館はこだてから小樽おたる室蘭むろらんとせいぜい一年か二年かで御輿みこしをあげ
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
もつとも当時は俄仕込にはかじこみの薬屋をやつて居りましたから、正徳丸とか安経湯あんけいたうとか或は又胎毒散とか、——さう云ふ薬のきん看板だけは薬箪笥くすりだんすの上に並んで居りました。
(新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
その博覧強記が決して俄仕込にわかじこみにあらざるを証して余りがある。
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)