“依恬地”の読み方と例文
読み方割合
いこじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼が依恬地いこじに病気のことを隠していたのも、一つはこういう感情にさまたげられたからであった。尤も一方では、二十三歳の彼には、それを打開けるのが此上このうえもなく気恥しかったからでもあるけれど。
夢遊病者の死 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)