“余語古庵”の読み方と例文
読み方割合
よごこあん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八月十二日に蘭軒は岸本由豆流きしもとゆづる請待しやうだいせられて、墨田川の舟遊をした。相客は余語古庵よごこあん万笈堂まんきふだう主人とであつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
余語古庵よごこあんをば特に「古庵様」と称してある。大府の御医師として尊敬したものか。「卿雲」は狩谷棭斎、「市野」は迷庵、「服部」は栗陰りついん、「小山」は吉人きつじんか。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
蘭軒は菅茶山に告ぐるに、市野三右衛門、狩谷三右衛門、余語古庵よごこあんの時々来り訪ふことを以てした。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)