伝法肌でんぽふはだ)” の例文
旧字:傳法肌
中村家の隠居、——伝法肌でんぽふはだの老人は、その庭に面した母屋おもや炬燵こたつに、頭瘡づさうを病んだ老妻と、碁を打つたり花合せをしたり、屈託のない日を暮してゐた。
(新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)