休徴しるし)” の例文
あゝこは耳にいと新しき事にて神の汝をめで給ふ大いなる休徴しるしなれば、汝をりふしわがために祈りて我を助けよ 一四五—一四七
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
隠微かくれたるに鑒給みたまう神様よ。どうぞどうぞ聖名みなあがめさせ給え。み休徴しるしを地上にあらわし給え…………
瓶詰地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
或はこれが奇跡なるか。しゆは如何なる休徴しるしを彼等に与へ給ひしぞ。時は今来たか。わが身の如き老いたる者も、君の清き幼児のやうに白かれと御意し給ふか。噫、七千人。
法王の祈祷 (新字旧仮名) / マルセル・シュウォッブ(著)
最も愛づる鷲をして休徴しるしとなりてわが右に
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
答へて曰ひけるは、われこゝにくだりてほどなきに、ひとりの權能ちからあるもの勝利かち休徴しるしかうむりて來るを見たり 五二—五四
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
休徴しるし最も確かなる—— 315
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
目をわが主にむけたるに、主は喜悦よろこび休徴しるしをもて、顏にあらはれしわが願ひの求むるところを許したまへり 八五—八七
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
武器をばわがベリサルに委ねたりしに、天の右手めで彼に結ばりて、わが休むべき休徴しるしとなりき 二五—二七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)